トークの切れ味を語る上で、ラジオ番組『オールナイトニッポン0(ZERO)』での伝説的なパーソナリティぶりを抜きにすることはできない。深夜3時のスタジオから放たれるマシンガントークは、単なる毒舌とは一線を画していた。リスナーの愚痴や日常の機微に寄り添い、ときに痛烈に突き放しながらも、最後には温かいユーモアで包み込む。その絶妙な匙加減が、コアなファン層を急速に拡大させた。
言葉のイントネーション、間(ま)の取り方、オチへ向かうスピード感。ラジオという音だけの世界で磨かれた話術は、テレビのバラエティタレントとしての地位を磐石にしただけでなく、脚本のセリフを解釈する際のリズム感にも直結している。自身の弱点すらもエンターテインメントへと昇華させる彼女の語り口は、今も多くの人々の心を捉えて離さない。