能年玲奈と元所属事務所であるレプロエンタテインメントとの間に亀裂が入ったきっかけは、2013年の『あまちゃん』大ヒット直後にまで遡ります。ドラマ終了後、全国的な人気を獲得した能年玲奈のもとには映画やドラマのオファーが殺到していましたが、事務所側が提示する作品の選定方針と、本人が希望する役柄やキャリア像との間に大きな隔たりが生じていました。
さらに、当時の月給制による待遇面への不満や、過密スケジュールによる精神的な疲弊、専属マネージャーの頻繁な交代などにより、経営陣との信頼関係が急速に悪化。2015年4月には、演技指導の恩師である演出家・滝沢充子氏とともに個人事務所「三毛猫カンパニー」を設立したことが週刊誌に報じられ、「無断での個人会社設立」としてレプロ側の本間憲社長ら経営陣との対立が決定的となりました。
事務所側は契約違反を主張し、能年玲奈側は正当な権利を主張。双方の話し合いは平行線をたどり、事実上の活動休止状態へと追い込まれることになりました。