音響と同じく、グラスの中に注がれる液体にも妥協はない。バックバーに整然と並ぶのは、選び抜かれたスコッチのシングルモルトや稀少なジャパニーズウイスキー、熟成を重ねたラムの数々。大ぶりの手割り氷は極限まで透明に磨き上げられ、カランと鳴る涼やかな音すらも店内のアンビエンスと調和する。
アイラモルトのピート香とヴィンテージスピーカーの木肌の香りが交じり合う。アルコールが喉を伝う熱さと、耳を打つドラムのキック音。音楽とアルコールの相乗効果によって、知覚が研ぎ澄まされていく感覚はこの隠れ家ならではの醍醐味だ。