芸能界という巨大な看板は、時に重すぎる十字架となる。デビュー当時、「偉大な両親の娘」というレッテルはどこへ行っても彼女つきまとった。しかし、彼女が選んだ道は両親の領域とは異なる、圧倒的な実力がものを言う舞台の世界だった。
数々の葛藤と挫折を乗り越え、彼女は歌唱力と演技力を磨き上げた。その努力が実を結び、世界的大ヒットアニメーション映画『アナと雪の女王』で王女アナ役に抜擢された瞬間、世間の評価は一変する。純粋なオーディションで勝ち取ったその声と表現力は、日本の観客を魅了。NHKの特別番組や年末の歌番組でもその圧倒的な歌声が響き渡り、彼女は「神田正輝と松田聖子の娘」から、唯一無二のトップミュージカル女優へと飛躍を遂げたのである。声優業界においてもその存在感は確立され、自らの力で脚光を浴びる存在となった。