首位争いの最前線で激突するのは、やはり2大メガブランドだ。アサヒグループホールディングスの看板であるアサヒスーパードライは、フルリニューアル後の「キレ」と「飲みごたえ」の打ち出しが若年層や飲食店にハマり、絶対王者としての存在感を誇示する。業務用需要の全面回復も強い後押しとなった。
対するキリンホールディングスは、キリン一番搾りの品質磨き上げとブランド拡張で猛追をかける。「一番搾り 糖質ゼロ」などの機能性派生商品が健康志向のユーザーを強固に囲い込み、強靭なリピート率を確立した。しかし、かつて「第3のビール」で圧倒的シェアを握っていた同社だけに、税制改正による旧カテゴリの縮小を補いきるまでのタイムラグが、僅差の攻防に大きな影を落としている。