生活コストの上昇が続く現代において、再婚がもたらす経済的な安定感は見逃せない。住居費や光熱費の二重負担が解消されるだけでなく、税制上の配偶者控除や社会保険の扶養関係を再び活用できる点は大きなメリットだ。
一方で、ファイナンシャルプランナーが警鐘を鳴らすのは、年金分割や相続権の問題である。一度目の離婚時に年金分割を行った場合、再婚によってその権利関係がどのように変化するのか、また一度目の離婚で協議した財産分与の返還請求ができるのかなど、法的な解釈は複雑を極める。感情だけで突っ走るのではなく、マネープランの観点からも冷静なシミュレーションを行うことが不可欠だ。