彼の演技力は国内にとどまらず、巨匠スティーヴン・スピルバーグの目に留まることとなる。映画『太陽の帝国』への出演は、彼が国際的な評価を確固たるものにした大きな転機だった。日本軍の凄みと威厳を身に纏い、ハリウッドのメガヒット作の中でも異彩を放つ演技を披露した。
その後も日本映画界において、彼は数々の名作に不可欠な「劇薬」として重用され続けている。心温まる人間ドラマから、登場するだけで画面が凍りつくサイコサスペンスまで、演じる役柄の振り幅は計り知れない。清濁併せのむ深い演技の奥行きこそが、作品全体をワンランク上の芸術へと昇華させる。