片方金髪のコンビが多い一方で、「コンビの2人とも金髪」というケースは極めて稀です。お笑いの基本構造である「ボケとツッコミの対比」が視覚的にぼやけてしまうリスクがあるため、多くの芸人は意図的に髪色やシルエットを分ける傾向にあります。
しかし、インパクトを極限まで高めるために一時的に両者が金髪にしたり、ユニットとして両方ハイトーンで揃えるパターンも存在します。例えば、ピン芸人同士のユニットや賞レース限定の即席コンビなどでは、舞台上の派手さを狙ってダブル金髪で登場し、観客の度肝を抜く演出が取られることがあります。
日本のバラエティ史を振り返ると、かつてはビートたけしさんや松本人志さん(ダウンタウン)など、お笑い界の頂点に君臨するトップランナーたちが突然金髪に染め、世間に大きな衝撃を与えた歴史がありました。かつては「ベテランの権威崩し」や「現状打破の意思表示」という意味合いが強かった金髪ですが、現代では「若手・中堅がセルフプロデュースのために用いる実践的なブランディングツール」へと進化しています。