かつての「若さ至上主義」が急速に色褪せ、成熟した大人のたたずまいがエンタメ界の主役に返り咲いている。その理由は極めて明快だ。受け手の目が肥え、作り込まれた無垢さよりも、人生のドラマを感じさせるリアルな魅力を求めるようになったからに他ならない。
四十代や五十代を迎えた女性たちが魅せるしなやかな背筋、憂いを帯びた眼差し、そして柔らかくほどけた微笑み。それは決して一朝一夕で作れるものではない。酸いも甘いも噛み分けた人生経験という名の陰影が、彼女たちの肢体に圧倒的な説得力を与えている。グラビア界が長年追い求めてきた「究極の艶」は、皮肉にも歳月を積み重ねた先にこそ存在していたのだ。