近年、スマホのナビアプリやNEXCOの公式Webサイトによる「AI渋滞予測」の精度は劇的に向上した。予測誤差がわずか数分単位に抑えられるようになり、多くのユーザーがピーク時間を避けた行動を選択し始めている。
しかし、ここには皮肉な現実も浮かび上がっている。あまりにも多くのドライバーが「AIが空いていると予測した時間帯」へ一斉に移動をずらすため、以前はガラガラだった昼前や深夜23時以降に新たな「局所的混雑」が発生する現象が見られるようになった。
ロードプライシング(時間帯別の通行料金変動)の導入実験も進められているが、休日行楽の「宿のチェックアウト時間」や「夕食のタイミング」といった行動様式そのものを変えるのは容易ではない。