浮浪者とホームレスの決定的な違いは?法的定義と現代社会の裏側

浮浪者とホームレスの決定的な違いは?法的定義と現代社会の裏側

浮浪者とホームレスの決定的な違いは?法的定義と現代社会の裏側とは一体何なのか? 主要なファクトを簡潔に解説します。

日常会話では混同されがちな「浮浪者」と「ホームレス」だが、法的根拠と行政上の扱いには決定的な違いが存在する。根拠となる法律の性格そのものが大きく異なっているのだ。

「浮浪者」という語は、歴史的に「軽犯罪法」第1条1号において「生計の途がないのに、働く能力がありながら職業に就く気がないまま、定まった住居を持たずにあちこちをさまよっている者」として取り締まりの対象として規定されてきた背景がある。つまり、治安維持的な観点から「処罰・排除」の対象として捉えられていた経緯があるのだ。

一方で、現代の行政支援の枠組みにおいて使われるのは「ホームレス自立支援等推進特別措置法」に基づく定義である。ここでは「都市公園、河川、道路、駅舎その他の施設を故なく起居の場所として日常生活を営んでいる者」と定められている。犯罪や取り締まりの対象ではなく、福祉的な支援や就労自立の対象として捉え直されている点に本質的な差異がある。

橋本 菜々子
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橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。