扉を開けた瞬間に広がる、甘く香ばしいトーストと芳醇なエスプレッソの香り。中でも来訪者の大半が目当てとするのが、看板メニューの「エッグベイビーサンド」だ。香ばしく焼き上げられた食パンの間に、粗めに砕かれたゆで卵と自家製マヨネーズが惜しげもなく挟み込まれている。ひとくち頬張れば、とろけるような黄身のコクと白身のぷりっとした食感が口いっぱいに広がる。この圧倒的な満足感こそ、数々の卵好きを虜にしてきた理由だ。
そして、もう一つの主役が「エッグベイビープリン」である。四角い独特のフォルムと、しっかりと硬めに仕上げられたクラシカルな質感が特徴だ。カラメルソースのほろ苦さが卵の濃厚な味わいを引き立て、生クリームのコクが全体を包み込む。かつて喫茶店で愛されたレトロなプリンの遺伝子を継承しつつ、洗練されたモダンな味わいに昇華させた逸品である。