表現者として新たな円熟味を帯び始めた小川桜花。現在の活動において特筆すべきは、グループ活動の枠を飛び越えた多面的なセルフプロデュース力だ。ライブステージでのコレオグラフィーへの積極的なアプローチや、セットリストの構成に関わる鋭い洞察は、クリエイティブ陣からも厚い信頼を寄せられている。
独自取材によって見えてきたのは、妥協を一切許さないストイックな制作現場の裏側だ。リハーサル室で誰よりも長く鏡と向き合い、指先ミリ単位の角度や視線の配り方にまで徹底的にこだわる。一方で、オフタイムに見せるメンバーへの細やかな気配りや、ふとした瞬間にこぼれる屈託のない笑顔が現場の結束を高める原動力になっている。この二面性こそが、ファンのみならず業界関係者をも虜にする最大の引力と言えるだろう。