「ネオ居酒屋」という言葉が定着して数年、表層的なデザインだけを真似たフォロワー店舗が次々と淘汰されていくなかで、同店が揺るぎない存在感を保ち続ける理由は何か。それは徹底した仕込みと、現場スタッフが醸し出す人間味あふれるグルーヴにある。
マニュアル化された接客では決して生み出せない、適度な距離感と心地よいテンポ。料理の仕込みにかける見えない労力と、原価を惜しまず満足度を最優先する姿勢。外見だけのネオ居酒屋が姿を消していくなか、大衆食堂スタンド そのだは本質的な「大衆の味方」であり続けることで、過渡期を迎えた飲食業界において独自の進化を遂げている。