中央の砂浜は夕暮れ時になると三脚を構える写真愛好家や観光ツアー客で埋め尽くされる。だが、静かに夕日と対峙したいローカルたちは、そこから数百メートル南側、北谷港寄りのテトラポッド沿いへと自然に歩を進める。
遮るものが一切ないこの場所では、海面に落ちる「グリーンフラッシュ」と呼ばれる一瞬の奇跡的な光景に巡り合える確率が高い。空全体が燃えるように紅く染まり、太陽が水平線に呑まれる瞬間、胸がざわめくような感動、うちなーぐちで言う「ちむどんどん」する感覚が押し寄せる。デポアイランドの賑やかなストリートからほんの少し離れるだけで、波音と風の音だけが支配するプライベートな夕暮れが手に入る。