日本代表が世界の強豪と渡り合う姿も、ファンの視線を惹きつけて止まない。男子日本代表の絶対的司令塔であり、世界のトップクラブでエースとして君臨する石川祐希は、25点満点の勝負どころで見せる驚異的な集中力と配球センスで、チームを何度も勝利へと導いてきた。ブレイクポイント(相手サーブ時に点を奪うこと)をいかに積み重ねるかという現代の戦術的命題を、彼はコート上で体現し続けている。
また、女子日本代表の主将として長年にわたりコートを牽引した古賀紗理那のプレーも記憶に新しい。彼女が魅せた土壇場での勝負強さや、1点をもぎ取る凄まじい執念は、バレーボールネーションズリーグなどの国際舞台で世界の強豪を震撼させた。25点という決められた枠組みの中で、いつギアを上げ、どのコースに叩き込むか。トッププレイヤーたちの脳内で繰り広げられるタクティクスこそ、観戦の最大の醍醐味と言える。