代永翼が自身の体に起きた異変を公に告白したのは、2019年11月のことでした。公式発表によると、その約1年前となる2018年末頃から「発声障害」を抱えていたことが明かされています。
発声障害(音声障害や痙攣性発声障害など)は、声帯周辺の筋肉が自分の意思とは無関係に緊張・痙攣し、声が詰まったり、思い通りの音程や声量が出せなくなったりする難治性の症状を指します。声を生業とする声優にとって、喉の自由が利かなくなることは想像を絶する恐怖と苦痛を伴うものです。
代永翼自身、公表に至るまでは周囲に隠しながら仕事を続けていたものの、現場での葛藤やファンへの誠実さを重く受け止め、「しっかりと治療に専念し、長く声優を続けていくため」に活動制限を決断しました。完全に休業するのではなく、「作品関係者と相談しながら継続可能な役柄を務める」という極めて前向きな選択を下したことは、多くの同業者やファンから称賛とエールを集めました。