ネットの検索窓に「クラッチバッグ メンズ ダサい 理由」と入力する人が後を絶たない背景には、かつてのバブル期に流行した「セカンドバッグ」の強烈なイメージがあります。いわゆる集金鞄のような分厚い革バッグを小脇にがっしりと挟み込むスタイルは、どうしても一昔前の威圧感や野暮ったさを連想させがちです。
しかし、現代のメンズクラッチバッグは構造もデザイン哲学も大きく進化しています。それにもかかわらずダサく見えてしまうケースには、明確な3つの共通点が存在します。
第1に「容量オーバーによる変形」です。マチが薄いスマートなバッグに長財布やキーケース、ガジェット類を無理やり詰め込み、不格好に膨らんだ状態は清潔感を損なう最大の要因になります。第2に「服装とのミスマッチ」です。オーバーサイズのストリートウェアにフォーマル寄りのレザーバッグを合わせるなど、テイストの乖離が違和感を生みます。そして第3が「素材のチープさ」です。安価な合皮素材は経年劣化で表面が剥がれやすく、大人の装いにおいて致命的なマイナス印象を与えてしまいます。