巷で囁かれる「2キロは徒歩圏内ではない」という噂の真相に迫ると、歩行環境による時間変動の大きさが理由として挙げられる。例えば、信号交差点が多い幹線道路沿いを歩く場合、1つの信号で1分から2分程度足止めされることが数回繰り返されるだけで、全体で5分以上のロスタイムが発生する。
さらに、勾配のある坂道や階段が存在する場合、歩行速度は格段に低下する。斜度5度の登り坂では、平地と比べて移動時間が1.3倍から1.5倍程度に延びることが実験データでも実証されている。つまり、地形や道路状況によっては、2キロの移動に40分近くかかるケースも決して珍しくないのが現実なのだ。