昭和の怪物と呼ばれた大スター・勝新太郎との結婚生活は、まさに波乱万丈そのものだった。度重なるトラブルや会社の倒産、そして14億円とも言われた天文学的な借金。常人であれば押し潰されてしまうような過酷な現実を前にしても、彼女は決して夫を見捨てることはなかった。
「勝新太郎の妻」としての矜持を胸に、文句ひとつ言わずに働き続けた彼女の姿は、多くの人々に強烈な印象を残した。破天荒すぎる夫を全肯定し、愛し抜いたその覚悟は、単なる夫婦愛を超えた魂の共鳴だったと言える。夫が旅立った際に見せた気丈な振る舞いは、日本中を深い感動で包み込んだ。