今、全国で加速度的に拡大しているのがリユース産業だ。特に、関門海峡を臨む下関市においては、地理的な流通の利便性も手伝い、不用品買い取りの需要が顕著に伸びている。背景にあるのは、世界的な金の歴史的高値と、長引く円安だ。18金やプラチナのジュエリーはもちろん、デザインが古くなった指輪や切れたネックレスまでもが、驚くほどの高額で取引されている。
「昔買ったままタンスの奥に仕舞っていたジュエリーが、当時の購入価格をはるかに上回る金額査定になった」――そんな声は決して珍しくない。相場の変動を敏感に捉えた利用客が、連日のように持ち込みを行っている。店舗側も最新の市場データを基にした貴金属買取を強化しており、地域の資産循環を支える新たなインフラとして機能し始めている。