頭上に広がるのは、満月の浮かぶ濃密な夜空。ボートに乗ったゲストがゆっくりと目の前を通り過ぎていく不思議な視覚体験は、ここブルーバイユー(青い入り江)ならではのものだ。実はこのレストラン、ウォルト・ディズニー・カンパニーの歴史において非常に重要な意味を持つ。
創業者ウォルト・ディズニー自身が企画し、アトラクションとレストランを一体化させるという当時としては画期的な構想を形にした空間なのだ。店内を飾る調度品や絵画には、名作映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』や宿敵キャプテン・ジャック・スパロウの冒険を連想させる緻密なモチーフが潜んでいる。波音に耳を澄ませば、カリブの海賊たちの囁きが今にも聞こえてきそうだ。