ビジネスの枠組みを飛び越え、三木谷氏は新経済連盟の代表理事としても長年日本経済の構造改革を叫び続けてきた。既得権益の打破、ライドシェアの全面解禁、そしてAI導入に伴う法整備。その提言は常に舌鋒鋭く、霞が関や旧態依然とした財界との摩擦を恐れない。
「日本はもっとリスクを取らなければ沈没する」。その危機感が、彼自身の経営姿勢とも分かちがたく結びついている。ルールに従うのではなく、ルールそのものを変える。このアグレッシブな政治・政策への働きかけは、イノベーションを阻む見えない壁を壊し、自社の事業展開を有利に進める地ならしでもあった。