昨今の野営カルチャーを語る上で、ヒロシ(ソロキャンパー・芸人)による無骨なブッシュクラフトスタイルの普及や、あfろ(『ゆるキャン△』原作者)の手がけた『ゆるキャン△』(TVアニメ・実写ドラマ作品)が与えた影響は計り知れない。作品をきっかけに道具を揃え、静寂を求めてフィールドへ向かった人々は、いまや一過性のファンを超えて成熟したソロキャンパーへと成長した。
川井キャンプ場の河原サイトでも、コンパクトなUL(ウルトラライト)ギアを広げ、静かに湯を沸かす単独行の姿が日常の風景となった。誰にも邪魔されず、川の音だけをBGMに読書や焚き火に没頭する。ソロキャンプという過ごし方は、過密な情報社会に生きる現代人にとって、精神的なデトックスを果たすための重要なシェルターとなっている。