ボルネオ島は、北部のマレーシア(サバ州・サラワク州)とブルネイ王国、そして島面積の約73%を占める南部インドネシア領(カリマンタン地方)の3カ国で構成される極めて珍しい島です。国境線は原生林や山岳地帯に沿って引かれており、歴史的にも独自の文化モザイクを形成してきました。
世界的な大ニュースとなっているのが、インドネシアの首都移転先「ヌサンタラ(IKN)」の開発です。東カリマンタン州に位置する新首都エリアでは、スマートシティ構想と森林共生型都市を掲げた建設プロジェクトが進行しており、インフラ整備とともに島全体の経済・交通地図が大きく塗り替えられつつあります。
国境地帯におけるマレーシアとインドネシアの国境管理も年々近代化が進んでおり、陸路での国境越えルート(サラワク州クチン〜西カリマンタン州ポンティアナックなど)も整備されています。観光客にとっての主たる滞在先はマレーシア側のサバ州やサラワク州が中心ですが、島全体がダイナミックな変革期を迎えている点は見逃せません。