ベイクドチーズケーキは、言わずと知れたクラシックの王道だ。小麦粉やコーンスターチを少量加え、湯煎焼きなどでじっくりと火を通すことで、全体が均一に、しっとりとした質感に仕上がる。クラスト(底のクッキー生地)のサクサク感とのコントラストを楽しむのも、このケーキの醍醐味だろう。
一方で、2010年代後半から日本を席巻し、今や定番となったバスクチーズケーキは、スペイン・バスク地方のサン・セバスチャンにあるバル「ラ・ヴィーニャ(La Viña)」が発祥とされる。最大の特徴は、あえて高温で短時間に焼き上げ、表面を真っ黒に焦がすこと。この焦げ(カラメル)のほろ苦さと、中心部のとろりとした半熟食感のコントラストが、世界中の食いしん坊たちを虜にした。