ペットボトルに本物の雲が?簡単な作り方と一瞬で白くなる科学の秘密

ペットボトルに本物の雲が?簡単な作り方と一瞬で白くなる科学の秘密

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まずは、最も基本的で安全に試せる「水と線香の煙」を使った実験手順を押さえましょう。準備するものは、500mlの炭酸飲料用ペットボトル、少量の水、そして線香とマッチ(またはライター)です。

【基本的な実験手順】

1. ペットボトルの底がうっすら隠れる程度(数ミリ〜大さじ1杯ほど)の水を入れます。
2. ボトルを軽く振って、内部の空気に水分を行き渡らせます。
3. 火をつけた線香から立ち上る煙をペットボトルの口に数秒間近づけ、内部に煙を少しだけ吸い込ませます(入れすぎず、うっすら白くなる程度で十分です)。
4. すばやくキャップを隙間なく固く閉めます。
5. 両手でボトルを力いっぱい押しつぶして数秒キープし、一気にパッと手を離します。

ここで多くの人が抱く疑問が、「なぜ線香の煙を入れるのか」という点です。純粋な水蒸気だけが存在する非常に綺麗な空気中では、温度が下がっても水分子同士が結合しにくく、簡単には水滴になれません。そこに煙の微粒子が入ると、水蒸気が集まるための足場となります。これを科学用語で「凝結核(ぎょうけつかく)」と呼びます。上空の大気でも、チリやホコリ、海の塩の微粒子が凝結核となって雨雲を形成しています。

佐々木 一輝
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佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。