日本国内で広く用いられているmRNAワクチンの双璧が、コミナティ筋注とスパイクバックス筋注である。両者は同じメッセンジャーRNA技術を用いながらも、内包される有効成分の用量や脂質ナノ粒子の組成に細かな違いを持つ。
スパイクバックス筋注は3回目において半量投与となっているものの、局所の赤斑やリンパ節の腫れを自覚する人が目立つ。一方のコミナティ筋注は、頭痛や全身の倦怠感が比較的短時間で立ち上がり、そのまま引いていくパターンが目立つ。いずれの製剤も、体内でウイルスのスパイクタンパク質を一時的に産生させ、免疫記憶を強力に呼び覚ますプロセスに他ならない。