花束(切花)の華やかさと、鉢植えの息の長い美しさ。どちらを選ぶべきかは受け取る側の暮らしによって大きく分かれる。花瓶に生ける手軽さを好む人もいれば、土に触れながら育てる時間を楽しみたい人もいるからだ。
生花の価値を高め普及活動に取り組む一般社団法人日本花普及センターの知見やプロの知恵によれば、鉢植えを長持ちさせる最大の鍵は「水やりのタイミング」と「風通し」にある。土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与え、受け皿に溜まった水は根腐れを防ぐために必ず捨てるのが鉄則だ。咲き終わった花がらをこまめに摘み取れば、新しい蕾へと栄養が行き渡り、初夏まで長く咲き続けてくれる。
切花の場合は、花瓶の水に水揚げ剤を数滴加え、2〜3日に一度は茎の切り口を斜めに切り直す「水切り」を行うことで、驚くほど長持ちする。直射日光やエアコンの風が直接当たる場所を避ける工夫も忘れずに行いたい。