放送当時、視聴者の間で賛否両論を巻き起こし、今なお議論が絶えないのが物語を締めくくる「伝説のラストシーン」だ。幸福とも絶望とも受け取れる解釈の余地を残した結末は、多くの人々の心にぬぐい去れない余韻を刻みつけた。
今回新たに明かされた制作秘話によると、あの結末は当初予定されていた複数のシナリオの中から、撮影最終日に土壇場で変更・採択されたものだったという。監督と北川が目指したのは、分かりやすい大団円ではなく、観る者の人生観や恋愛観によって見え方が変化する「生きた結末」だった。時代を超えて語り継がれるラストの真意に触れることで、改めて作品の奥深さを再発見できるはずだ。