路上売春は店舗型の風俗店とは異なり、いかなる衛生管理も安全管理も存在しない無法地帯です。そのため、当事者双方が凶悪な犯罪被害に巻き込まれるケースが頻発しています。
買う側が直面する代表的な被害が美人局(つつもたせ)や恐喝です。ホテルに入った直後、背後関係にある男性グループが乱入し、「未成年と何をしている」「警察に通報されたくなければ示談金を払え」と数十万円から数百万円の現金を脅し取られる事件が多発しています。被害者自身もやましい行為を試みていた負い目から、警察へ被害届を出せない心理を悪用されるのです。
一方で、売る側の女性が密室で暴行を受けたり、現金を奪われて逃走されたりする生命の危機に直結する事件も後を絶ちません。梅毒をはじめとする性感染症の感染拡大も深刻化しており、街頭での刹那的な売買春は双方にとって甚大な健康被害と犯罪被害の温床となっています。