本作の歌詞において最も印象的なのは、「過去への未練を抱えながらも、自らの足で未来へと踏み出す人間のリアルな葛藤」です。夕暮れから夜へと移り変わる情景描写を通じて、二度と戻らない時間や大切な人との別れが鮮烈に描かれます。
タイトルの「霞みゆく空背にして」というフレーズには、立ち止まりそうになる自分を奮い立たせ、振り返らずに前を向いて歩き出すという強い意志が込められています。yasuが紡ぐ言葉は、ただ前向きなメッセージを押し付けるのではなく、痛みを抱えながら進む人間の弱さに寄り添うからこそ、リスナーの胸に深く突き刺さるのです。