余計な迷いを捨て、基本を押さえるだけでお酒を注ぐ姿は見違えるほど美しくなります。ここからは、誰が見ても品格を感じる徳利の持ち方と注ぎ方の手順を解説します。
徳利でお酒を注ぐ際の一連の流れは次の通りです。
まず、徳利を右手で上からではなく横からそっと持ちます。親指と他の指で徳利の中央よりやや上を優しく包み込むように持つのがコツです。次に、左手を徳利の底、または下部に軽く添えます。この「両手で扱う」姿勢が丁寧さと敬意を相手に伝えます。
注ぐ際は、いきなり勢いよく傾けるのではなく、細く静かに注ぎ始め、中間で少し太くし、最後に細くして止めます。注ぎ終わる瞬間に徳利の手首を手前へ軽く回すように起こすと、雫が垂れずにピタッと切れます。注ぐ量は、お猪口の八分目が理想です。なみなみと注ぐと相手が器を持ち上げにくくなり、こぼしてしまう原因になります。