火災の衝撃波は、太平洋を越えて日本国内のビジネス現場にも直接波及している。カナダは日本にとって高品質なツーバイフォー材や製紙用パルプの主要な調達先だ。山火事による伐採地域の閉鎖と、主要鉄道網の休止は、輸送スケジュールを根底から狂わせている。
都内の住宅メーカー担当者は「2026年に入り回復傾向を見せていた建築資材の物流が、再び完全にストップするリスクが出てきた。輸入木材の価格跳ね上がりは、国内の新築住宅価格やリフォーム費用にそのまま跳ね返る」と顔を曇らせる。製紙メーカーや梱包資材を扱う国内企業も、原木調達の代替ルート確保に追われている。