このサービスが産声を上げたのは2010年秋のことだった。創業者のケビン・シストロムとマイク・クリーガーは、モバイルカメラの可能性に着目し、位置情報共有アプリの開発からピボットする形でプロトタイプを作り上げた。余計な機能を削ぎ落とし、写真をいかに美しいアート作品のように見せるかという洗練された思想が、初期のユーザーの心を強く掴んだ。
ケビン・シストロムがデザインした直感的なフィルター群と、マイク・クリーガーによる堅牢なエンジニアリングの融合。この小さなスタートアップの情熱が、世界中の人々のコミュニケーションのあり方を根本から変える引き金となった。ユーザーが自分のアカウントの原点を調べる時、それは彼ら創業者が打ち立てたイノベーションの軌跡と交差することになる。