20代に入り、役者としての奥行きは急速に深まりを見せる。映画『永遠の0』では、祖父の足跡をたどる現代の青年を熱演。戦争の記憶と対峙し、葛藤しながら真実を受け止めていく複雑な心理描写が高く評価され、日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞した。劇中で彼が見せた涙の重みは、観客の胸を深く抉った。
一方、大作『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』では過酷なワイヤーアクションと膨大なグリーンバック撮影に身を投じる。虚構の世界に説得力を与える肉体性と鬼気迫る叫びは、日本の映画界におけるアクション表現の水準を大きく引き上げた。静と動、リアリズムとスペクタクル。相反する表現領域を軽々と横断する器の大きさを、彼は堂々と証明してみせたのだ。