企業の法務・コンプライアンス部門にとって、この数値表現の履き違えは致命的なトラブルの原因になり得る。違約金の発生条件、年齢制限、売上条件などの条項で「未満」と「以下」を誤記した場合、数千万円規模の過失責任を問われるリスクすら孕んでいる。
法務省が管理・運営する公式の法律データベース「e-Gov法令検索」で条文を検索してみても、法令上の用語は極めて厳格に使い分けられていることが確認できる。たとえば刑法や民法、労働基準法における各種起算日や年齢区分において、1日のズレ、数字1つの解釈ミスが判決や行政処分を大きく分けるのだ。