一口に「諭吉札」と言っても、大きく分けて二つの世代が存在するのをご存知だろうか。1984年から発行された「D一万円券」と、2004年から発行されたホログラム付きの「E一万円券」だ。貨幣コレクションの世界において、この形式の違いは査定額を大きく左右する。
より古い歴史を持つD一万円券は、すでに発行停止から長い年月が経過しているため、状態が良いものの現存数が少ない。特に「アルファベット1桁(AA123456Aなど)」と呼ばれる初期発行分や、茶色の記番号で印刷されたタイプは希少価値が高い。一方、比較的新しいE一万円券は流通量が莫大であるため、通常の記番号ではプレミアがつきにくい。ただし、未開封の束(100枚帯付き)などの場合は、コレクター間での需要が高まり、思わぬ上乗せが期待できるのだ。