プレシーズンが佳境に入る10月中旬、各チームのロースター枠をめぐる水面下の駆け引きは極限に達する。NBAのロースター上限(本契約15枠+2-Way契約3枠)は厳密であり、どんなに評価が高くても枠が空いていなければ解雇通知が下る。
代理人側は、クライアントがGリーグに降格した場合のボーナス取得要件を死守しつつ、他球団からの2-Wayオファーや本契約の可能性を打診し続ける。一方でフロント側は、課徴金(ラグジュアリータックス)の回避と若手の青天井のポテンシャルを秤にかけ、カットするタイミングを冷酷に見極める。エグジビット10は、プロスポーツビジネスの厳しさが最も濃縮された契約形態なのだ。