出家後の彼女の主戦場となったのは、教団が製作を手掛ける一連の宗教映画群である。2019年に公開された主演映画『僕の彼女は魔法使い』では、魔法使いの少女役を演じるとともに主題歌も担当。かつての快活な演技力を遺憾なく発揮し、信者層のみならず映画ファンの間でもその存在感を見せつけた。
その後も『世界から希望が消えたなら』や『夜明けを信じて。』など、コンスタントに主要キャストとして出演を重ねていく。一般的な商業映画の流通ルートとは異なり、独自の劇場公開形態や信者組織による動員が中心ではあるものの、スクリーンの中で見せる演技のキレや透明感は健在であり、宗教映画という特異なジャンルにおいて不動の主演女優としての地位を確立していった。