グラスの中で、繊細な気泡がシュワリと弾ける。今、酒場で最もオーダーされているのは何か。答えは明快だ。微発泡の「タップ生酒」と、アルコール度数8〜10%前後の低アルコール日本酒である。
「強い」「翌日に残る」という理由で敬遠されがちだった従来の壁を、醸造家と店舗のタッグが見事に打ち破った。専用樽から直接注がれるタップ生酒は、まさに搾りたてのフレッシュ感。一杯目の生ビールやハイボールを押しのけ、ファーストオーダーの定番へと上り詰めた。
「フルーティーで軽いのに、お米の甘みが後から追いかけてくる」。都内の人気店を訪れていた20代女性の言葉が、今のトレンドを象徴している。