芸能界入りを果たし、映画『デスノート』で一躍脚光を浴びた際も、父親の教えは彼女の足元を支え続けた。過酷な撮影現場であっても決して泣き言を言わず、自分の役割を完璧に全うする姿勢は、当時から制作スタッフの間で高く評価されていた。
さらに、大ヒットを記録したドラマ『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』で演じた当麻砂綾役では、常識外れの天才刑事を怪演。狂気とユーモアが背中合わせの複雑な役柄を見事に表現し切った背景には、幼少期に叩き込まれた精神的なタフネスがあった。いくらカメラの前で追い詰められようと、自分の軸を失わない。その強靱なメンタリティこそ、父・順一氏から譲り受けた最大の財産だった。