気候の変化は、仙台が誇る伝統的な文化行事のスケジュールや運営形態にも変更を迫っている。毎年5月に開催される「仙台・青葉まつり」では、熱中症リスクの高まりを受けて熱中症対策用の給水ステーションが倍増され、巡行ルートの木陰エリアが事前指定されるようになった。
また、8月の「仙台七夕まつり」期間中には、局地的な豪雨(いわゆるゲリラ豪雨)の急発生リスクが高まっており、伝統的な和紙で作られた豪華な七夕飾りが雨に濡れるのを防ぐため、アーケード街以外の屋外展示エリアでは防水素材の試用や迅速な避難体制の構築が進められている。四季の境目が曖昧になったことで、イベント運営側は「雨と熱中症のダブルリスク」という新たな課題への対応を余儀なくされている。