女性国際政治学者たちの経歴を紐解くと、国内の最高学府にとどまらず、海外の第一線で実務を積んできた驚異的なキャリアパスが浮かび上がります。
アメリカ政治のスペシャリストである早稲田大学の中林美恵子氏は、日本人として初めて米連邦議会上院予算委員会補佐官に正規採用され、約10年間にわたりアメリカの国家予算編成や法案作成の現場に携わりました。大統領選挙の分析やホワイトハウスの動向解説において、米政界の内情を知り尽くしたコメントができるのは、この比類なき実務経験があるからです。
東京大学や京都大学、海外のコロンビア大学やハーバード大学といったトップスクールで鍛え抜かれた女性研究者たちは、語学力はもちろんのこと、海外シンクタンクや外交関係者とのダイレクトなパイプを保持しています。単なる「机上の空論」ではなく、国家間の生々しいパワーバランスを肌で知る彼女たちの知見は、日本の言論空間において不可欠なピースとなっています。