いま若い世代を中心に爆発的な支持を得ているのが、SNSやYouTubeで瞬く間に情報が拡散する隠れ家スパイスカレー店だ。看板を出さずに営業するヤドカリ(間借り)スタイルの店や、雑居ビルの急な階段を上った先にあるカウンター数席だけの隠れ家など、宝探しのような探訪体験そのものが人気を呼んでいる。
YouTubeでは若手オーナーシェフがスパイステンパリング(油に香りを移す工程)の様子や仕込み風景をリアルに配信。それを見た視聴者が全国から店舗へ足を運ぶという新しい循環が生まれている。カルダモンやクミン、コリアンダーが鮮烈に香るサラッとしたスープ状のカレーに、スパイスで和えた副菜が幾重にも添えられたワンプレートは、視覚的にも美しい。