八木山のもう一つの顔は、先端研究と若きクリエイティビティが集まるアカデミックな拠点だ。山上に広大なキャンパスを構える東北工業大学は、地域の活性化において極めて重要な役割を果たしている。
学生たちによるデザイン提案や地域イベントの企画、環境モニタリングなど、大学の知見がダイレクトに街づくりへと還元されている。キャンパス周辺のカフェにはPCを開いて議論を交わす学生が集い、昔ながらの商店街には若者をターゲットにした個性派のショップやギャラリーが点在するようになった。
レジャー客で賑わう昼の顔と、知的な熱気が漂う夕暮れの顔。学生たちの日常的なエネルギーが、観光地特有の一過性ではない、地に足の着いた活気を八木山にもたらしている。