グラウンドを一歩出れば、彼らはごく普通の高校生だ。しかし、机に向かう姿勢にも一切の妥協はない。学校生活において一定の学業成績を修めることが部活動の前提条件となっており、テスト期間中にはチーム内で自発的に勉強会が開かれることも珍しくない。
「野球のプレイ中の判断力は、学業における論理的思考力と地続きである」。指導陣が繰り返すこの教えは、選手たちの私生活にも深く浸透している。広い視野を持ち、社会人としての常識や礼節を身につけること。それこそが、緊迫した試合展開の中でもパニックに陥らず、冷静な判断を下せる人間力へと直結している。