日本国内に目を向けると、この超スプリント種目に適性を示す若手選手が台頭している。特に注目すべきは、抜群のスタートダッシュ力を誇る坂井隆一郎や、驚異的なピッチを刻む多田修平といった選手たちだ。彼らの走りは、まさに50メートル走の特性に合致している。
日本記録は朝原宣治が1997年にマークした5秒75。この記録もまた、長く更新されていない。しかし、現在の日本スプリント界は層の厚さが違う。2026年に入り、室内トレーニングで「5秒6台」を連発しているという情報もあり、アジア人初となる5秒台前半、そして世界記録への肉薄も決して夢物語ではなくなっている。