「風邪をひいたときはポカリが美味しく感じ、スポーツの後はアクエリアスが染み渡る」という経験はないだろうか。これには人間の生理的なメカニズムが関係している。ポカリスエットは糖分と塩分がしっかりと感じられる濃厚な甘みが特徴で、体がエネルギーと電解質を激しく求めている状態(高熱時や脱水時)にぴったりの味覚設計になっている。
一方でアクエリアスは、クエン酸によるほのかな酸味と、甘味料の工夫によって実現した爽やかな後味が持ち味だ。運動中や運動直後の、口の中がベタつくのを避けたい場面では、この軽快な飲み口が好まれる。脳と体がその瞬間に何を必要としているかによって、私たちの味覚は驚くほど正確に機能しているのだ。