作文が書けない最大の理由は、全体の設計図がないからだ。原稿用紙3〜4枚(1200〜1600字)を埋めるには、以下の4つのステップに分解すると驚くほどスムーズに進む。
第一に「導入(起)」。ここでは、自分の身の回りで起きた具体的な出来事から書き始める。例えば、「祖父が救急車で運ばれたこと」や「地域の公園が新しくなったこと」など、税金と直接関係なさそうな日常の1コマがベストだ。
第二に「展開(承)」。その出来事にどれだけの税金が使われているのか、調べた事実(数字)を提示する。救急車1回の出動に約4万5千円の税金がかかっていることなどを知った時の驚きを素直に表現しよう。
第三に「変化(転)」。もし税金がなかったらどうなるか、という仮定の話や、税金に対する自分の誤解がどう変わったかを書く。「税金は取られるもの」から「社会を支えるための会費」へと意識が変わった瞬間を切り取るのだ。
第四に「結び(結)」。これから自分自身が社会の一員として税金とどう向き合っていくか、未来への決意で締めくくる。この4ステップを守るだけで、論理的で読みやすい文章が完成する。